緑の月の読書日記

剣と魔法とドレスの世界が大好きです。ラノベと漫画のレビューを載せていきます。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す8

新刊帯のサブタイトルは「道化師たちと聖女デビュー!!!」

、、、はい、もう訳が分かりませんね。

でもそんな事情も、フィーア(主人公)ならしょうがないよね。と丸っと思えてしまうのが本作品の魅力です(断言!)。

 

これを読むことを楽しみに、まとまった休暇まで読まずに貯めこんでいたので、感慨もひとしおです。良作に巡り合えた時って、本当に幸せですよね。一気読みしたので、そのうちZEROの方の感想も書けたらいいなと思ってます。

 

前巻に続き、「ナーヴ王家編」の第二弾です(作者さん自身が、後書きで使用していたのでこちらの名称にします。)。なお、本巻では終わりません。引っ張りますね。

また、「大聖女の髪型」「王家の婚姻問題」「十年前の出来事」「誰が王大后を迎えに行くか」など、基本的に本作で解決しないエピソードが、数多く出現しました。前巻に続き、新キャラクターの登場尾多いです。次巻への布石か、作品全体への布石になるかは未知数の部分が多いです。

 

作者さん自身が、「ナーヴ」王家編とわざわざ書いてくれたということは、今後は、他国の王家の話も出てくることでしょう。

 

シリアスな部分と、道化師たちと聖女デビューする部分の落差がすごいですが、緩急ついていることで、疲れることなく最後まで読ませてくれます。

また、本編は比較的短めで、サイドストーリーが多めです。

個人的には、本編に関わるか関係なく、各人のエピソードが読めるのは嬉しい限り。

じゃんじゃん書いてほしい。

 

今回の発売に合わせて、第二回キャラクター人気投票が行われ、1位を取った人のショートストーリーを書いてくださるそうなので、次巻も楽しみです。