緑の月の読書日記

剣と魔法とドレスの世界が大好きです。ラノベと漫画のレビューを載せていきます。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す4

サザーランド編、後編ですね。

 

シリル団長と共に、サザーランドの地を訪れたフィーア含む一行。300年前と同様に広がる流行り病、騎士と住民間の確執、そして、3巻最後で復活したあの人はどうなるのか。サザーランド問題と、300年前との関係、物語の大きな方向性が見えてくる4巻になります。

 

主人公、シリル団長、カーティス団長、そして、途中から王都からあの人がやってきます。相変わらず、打算ない行動から、勝手にどんどん大聖女と認定される主人公(笑)

 

この物語は、本当に悪い人が登場しないなと思います(300年前の主人公兄達と魔王を除く)。悪い人はいないのに、いろんな過去や事情があって、分かち合えないのは悲しいですよね。

 

転生ものならではの御都合主義と言われるかもしれないけど、問題が解決して、登場人物が皆幸せになっていくのは、やっぱり痛快で嬉しい。主人公の周りで、皆が幸せになってくれて、3巻と合わせて、本当に読んでよかったと思わせてくれる4巻でした。